誰かにとって調子がよいものが、自分にとっても合っているということはなく、栄養もサプリメントも、運動の種類や、睡眠時間も同じです。
なので、世の中の情報に、惑わされないようにしてほしいと思います。
今日、眠剤が欲しいと来院された患者さんは、世の中の7時間睡眠が健康に良い、という説が気になって、眠れないと焦って焦って、またまた眠れなくなるそうです。
あまりに眠れないと、時々眠剤を飲むらしいのですが、眠剤を飲むことが良いかどうかは、いろいろ意見があるところですが、眠れないことに罪悪感を感じないでください。
ライフデザインカウンセリングでは、病的な不眠ではないけれど、疲れすぎやストレスで眠れない方の相談もしています。
よく眠ったからといって、次の日すっきりするかというと、そうでもなかったり、あまり眠っていなくても、元気に1日を送れる日もあります。
もちろん睡眠不足が続くと、疲れて体調は落ちますが、眠れなかったら、いっそ起きてしまうぐらいに、あまり深く考えずにいきましょう。
眠れないからと言って、眠剤を飲みすぎてはいけません。
眠れないことが、悪いことのように思う必要は、全くありません。ただ、睡眠不足で次の日が辛いのであれば、少し睡眠を増やす工夫をしましょう。可能なら、お昼10分でも20分でも、お昼寝ができるといいと思います。
今までの人生で、多少眠れないことがあっても、仕事も家事も乗り越えてきたわけですから、今夜眠れないからといって、何も心配することはありません。焦らない、悩まない、大丈夫、何とかなる。
眠れないことを責めないでくださいね。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子