季節の変わり目になると、頭を洗っても痒いとか、フケが増えたという患者さんがいらっしゃいます。
頭皮も顔のTゾーンの延長で、頭頂部にかけての真ん中あたりは、皮脂が多いところです。ですが、サイドは乾燥しやすい傾向があります。
顔には気を遣うのに、頭の皮膚は、あまり大事にしていない方がよくいらっしゃいます。
また皮膚の弱い方は、やはり頭皮も敏感な傾向にありますので、洗いすぎにならないようにお話しています。
皮膚の弱い方には特にお薦めですが、余洗いをきちっとしてください。もし頭皮に荒れている部分がないのでしたら、洗う前にブラッシングをしっかりすること。右から、左から、前から、後ろからしましょう。
余洗いというのは、シャンプー前に、ただ髪の毛を濡らすだけと思っている方もいらっしゃいますが、そうではなくて、シャンプーを使わず、頭皮を洗うということです。
余洗いは、頭皮のマッサージにもつながるので、ここは念入りにお願いしたいと思います。頭皮の余洗いをしっかりしていただくと、シャンプーの泡立ちも良くなり、シャンプーの量を減らすこともできます。
どんなに良いシャンプー剤を使っても、やはり頭皮の弱い方は、荒れやすくなります。シャンプーは化学物質ですから、少量で済むのでしたら、それに越した事はありません。
通常シャンプーは、小さじ2杯が平均と言われていますが、皮膚が弱っていて荒れやすい方は、小さじ2分の1を、1回の洗う目安にしていただければと思います。
髪の毛を洗うというよりも、頭皮を洗うことが大事です。そのことを忘れないでください。
自分の頭皮をどう守ればよいか、詳しく知りたい方は、ライフデザインカウンセリングでご相談ください。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子