いろいろなことが目まぐるしく起こる忙しい毎日を、どう過ごすか、時々考えています。こんなはずではなかったと、心が折れそうになる時もありますね。 時間が解決してくれることもあるけれど、時々心を静かにして、ゆっくり深く呼吸をしてみましょう。 音を立てずに、静かに過ごすことを心がけてみましょう。
ゆっくり、静かに、いきましょう
あなたは自分でたてている音で、ひそかに人に迷惑をかけていませんか。 ドアを閉めるとき、片手をそえて静かにしめていますか。自分が部屋を出たあとに大きな音だけ残してはいませんか。 戸棚を閉めるとき、力任せに閉めて、戸がバウンドして戻ったりしていませんか。重い扉ほど、大きく開けるほど、音は大きくなります。机の引き出しを閉めるとき脚で閉めたりしていませんか。
食べるとき、口を閉じてよく噛んで静かに食べていますか。グラスを置くときも、気づかれないようにそっと手を添えて、静かに置いてみましょう。 歩くときも静かに優雅に。かかとの化粧が外れて、カンカン鳴っていては、耳障りですね。頭に響いて脳が疲れますよ。
誰も見ていないのに一日中、大きな音でテレビがつけっぱなしになっていることはないですか。 電車の中、iPodの音が、周りの人にまで聞こえてはいませんか。鼓膜が疲労します。携帯電話はいつもマナーモードにしていますか。
ゆっくり静かにくらす
つい、大きな声で人を戒めてはいませんか。静かに話しても、気持ちは伝わります。 キーボードを叩く音も、静かに。電話を切るときも、いきなりガチャンと切ったりせずに相手が切ったことを確認してからそっと静かに切ります。 Suicaやパスネットを通す時、バンと思いっきり叩きつけている方、いますよね。静かに接触させるだけでも充分通れます。
うがいや手洗いも静かに。あくびやくしゃみも静かに、手を添えて。口の中を人に見せてはいけません。 日本人には少ないけれど、時々、車のクラクションをガンガン鳴らす人がいますよね。落ち着かない気持ちになります。必要最小限にしてくださいね。
ゆっくり静かに生きる
静かに暮らしていると見えてくるものがたくさんありますよ。 幸せな音を作りましょう。
私のクリニック目白
院長 平田雅子