余命宣告された患者さんに、最終的にどうしたいかまで、なんとか手助けをできる医者を育てないとと思います。
知識をためて判断するだけなら、AIのお医者さんでかまわないわけで、どうするというところを決めてあげる人がいないといけない。医療コーディネーターや専門のナースも含めて。
研修医の一日、若い先生の書いた手記を読んでいたら、自分たちは余暇が必要だし、楽してお金が入ったらいいなーと書いてあって、時代の変化はすごいな。と思いました。
医師でも結構、安定剤など内服している方はいます。緊張の強い立場にいると不安も募ります。自分を責めたりしませんように。
救命部の先輩たちは、自分が50代になったら、定時で帰れると思っていたのに、今は若い医師がじゃあお先。と帰ってしまうので、結局最後までいるよと言っていました。
若い内から楽な方にばかり行こうとすると、メンタルが強くて、頑張ろうという医者が減ってしまい、大変な気がします。
患者さんを強く支えていく先生がいないといけないと思うのですが、そんなこと言っている私は昭和生まれの古いタイプの医者なのでしょう。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子