ときどき私たちは、幸せになるために生まれてきたことを忘れてしまう。
とても忙しかったり、あちこち痛いところがあると、そのことに囚われて忘れてしまう。
医者になりたての頃、上司に随分とお世話になりました。いろんなことを教わりました。上司に教えてもらった事は、後輩に返せと言われました。
私の心に特に響いた言葉は、美味しいものは、みんなで食べようという言葉でした。
それはおそらく、手柄を自分1人のものにするな、と言う意味だったと思います。
誰がそれを成したかよりも、内容や結果が大事なのです。良いこと、みんなに役に立つ事は、みんなに教えなさいと学びました。
自分が先輩に世話になって、面倒をみてもらったことは、後輩に返せよというのが、今言われている、「恩送り」という事なのだと思います。
私にとって大事なことが、あなたにとっては、大事じゃないかもしれないけれど、いつも機嫌良く、隣人と仲良く、落ち着いて行動し、自分が思う幸せを見つけようね。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子