若い時から、水をよく浴びています。私の中では、禊(みそぎ)に近い思いです。
さすがに冬は冷たくて、凍えながら浴びます。一日の反省や、神さまにお願い事や、知り合いや患者さんの具合が悪いときは、そのことを祈ります。
特に信仰している宗教があるとかでは無いのですが、ただただ無心に水を浴びて祈ります。
昔は神社に参って、学校に受かりますように、試験が通りますようにと、自分のことをお祈りしていましたが、結局最終的には、みんなが幸せになりますようにというところに落ち着きました。
水浴びも、神社に行けない時の、自分の中の儀式のようなものです。
家庭のお水で清められるかは別として、目を閉じて水を浴びながら、白い装束を着て、滝に打たれている自分を想像して祈ります。
それで願いが叶うわけでは無いかもしれませんが、祈らずにはいられないような心配事や、気持ちを鎮めるために、毎日どんなに水が冷たくても浴びます。
遠い遠い昔、ヨルダン川のほとりに住んでいたのかなあと思いを馳せたりします。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子