生きるのって大変と聞くと、メンタル的なことや、コミュニケーションが上手くいかない、性格的なことなどが思い浮かぶと思いますが、今日は大きな病気が見つかったときにどうするかを考えてみたいと思います。
昨年は、友人や先輩が亡くなったり、亡くなっていたりが多い年でした。
余命宣告を受けたなら、悲しみながらも次にどうするかを考えられますが、出かけたきり帰らぬ人になったり、不慮の事故は、周りの方の時間を止めてしまいます。
余命宣告は、悪性な癌だけではなく、膠原病や心疾患でも受けることがあります。
治る病気でも、病名を言い渡されるときは、誰しもショックを受けます。でも悲しんでいる暇はないことを認識してください。
うなだれて、ぼんやりしている間にも、病状は進みますから、自分の病気の情報を集めてください。現行の治療、新しい治療、経過や予後など。
また、専門家の話、同じ病気の患者さんの話も参考になります。積極的に行動してください。
仕事はどうするのか、治療にかかるお金、時間はどのくらいか、協力してもらえる家族や友人はいるのか。
ひとりで戦わないで、周りのみんなに甘えていいよ。元気なったら、恩送りしたらいいから。強気でいきましょう。生きるってホント大変。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子