本人が気にしていないことを、私が気にしても仕方がないのですが、診察時に本人の訴えとは別に、その赤みはどうしたのかなあ、気づいているのかなぁとか、その手術や怪我のあとは、もう少し綺麗になるのだけどなぁと思う事はよくあります。
しかしながら、本人が気にしていないことを伺うのは、失礼にあたることもあるので、どうしたものかと悩みます。
例えば、背中に出ている皮疹が、性病の症状として出るものに似ていたときや、陰部にできた湿疹などについては、聞きにくい内容のこともあります。
女性同志なので、比較的柔らかく聞く事はできますが、日本人は性的なことに関しては、オープンでないことが普通です。でも、感染症を考慮して、まさかの事態も踏まえてお聞きします。
薄毛の問題などは、PRP療法で早くに治療を始めれば、かなり蘇ったり、キープできるのにと思いながらも、本人の訴えがそこから外れている場合は、なかなか伝えにくいこともあります。
少しでもよくなるのなら、あなたは率直にはっきり事実を言ってほしいでしょうか。悩むところです。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子