新年あけましておめでとうございます。
今年も穏やかにいきましょう。
お正月休みに、シニアの役割を考えてみました。
歳をとることが辛いことなのか、歳をとるのも悪くないのか、いろいろ言われていますが、どんなに若い時に元気だった方も、どんなに綺麗だった方も、必ず歳はとります。
生きていることは、老化に向かうことです。
体力が落ちる。
足腰が弱る。
持久力が落ちる。
消化の力が落ちる。
皮膚の水分量が減るので、弾力や張りも落ちる。
それは生物として仕方がないことではありますが、人は徐々に弱くなる過程で、対処の仕方を身につけていけると考えます。
弱くなったなら、弱くなったなりの鍛え方があるはずですし、鍛えられなくても維持していくことが大事だと知ります。
元気な振りをしてでも、元気そうに見えるようにしていることが大事だと知ります。そのことを、先をいく者として若い人たちに伝えるのがシニアの役目です。
雑誌やYouTubeでも、これを使ったら皮膚のシワシワよれよれもピーンみたいな宣伝はいっぱいあります。新しい化学物質や天然物質やいろんなもので、人の弱みを狙ってくるものはたくさんあります。
頭の中でわかっていても、人は夢を見ます。これを使ったら若いって言われるかなぁと夢を見ます。
でも大事な事は、毎日地味に皮膚の守りを上げるということです。そのお手伝いはします。美容の治療も、クリニックに行って帰ったら激変と言うのではなく、ゆっくりゆっくり自然な形できれいにするのが大事です。
実年齢よりも5歳でも10歳でも若く見える、元気に見える、なんか色つやいいねと言われるような自然の美しさを目指すのはどうでしょうか。
幾つになっても美容的に5歳10歳若返らせる事は充分可能です。できることをしていきましょう。
あの時何かしておけばよかったと、5年後に思うかもしれません。だったら今のうちに少しでもゆっくり歳をとる方法を聞きにいらっしゃいませんか。
60代の私たちは、これからの若い人のお手本になるべく、元気な生き方をしていかなければいけない。若いときの知識もあり、いろいろ乗り越えてきたのだから、それを若い世代に伝えていくのが役目です。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子