今年は健やかな1年でしたでしょうか。 時が過ぎるのは本当に早く、あっという間にまた年をとってしまいます。年をとっても元気で楽しく暮らしたいですね。今年、体調をくずされた方はなおさらですが、元気な一年を過ごされた方も、来年はご機嫌な毎日を目指して、生活環境を整えてくださいね。
さて、今年皆さんは健康診断を受けられたでしょうか。子宮癌検診をはじめ、婦人科検診も、是非、受けて欲しいと思いま す。市や区の公費負担となる検診もあります。今年、忙しくて検診に行けなかった方も、来年こそは、自 分のメンテナンスをしっかりして、不調に悩まない毎日を過ごしていただきたいです。
そこで婦人科検診の心得をお話します。
受診にあたって、前回の生理日がいつだったかは必ず答えられるようにする。
気になる症状や質問があれば書き留めて持参する。
診察は問診票にそって、月経の状態、過去にかかった病気や妊娠の経験、薬のアレルギーなどについて聞かれます。可能なら基礎体温をつけていきましょう。基礎体温をつけることで、どんな時に自分の調子が悪いのかがわかるようになり、体調管理に役立ちます。体温の変化や月経周期のほか、その時々の不調、頭痛や肩凝り、腹痛、風邪など、体調の変化を記録しておくとよいでしょう。
問診の次はエコー検査(超音波)と内診です。内診は下着をとって内診台に上がります。子宮けい癌検査は、医療用のブラシや綿棒で頸部の細胞をとり、ガン化するおそれのある異常な細胞がないか調べ ます(細胞診)。 子宮や卵巣の状態は触診やエコーで調べます。必要があれば、膣粘液検査による性感染症検査も行な います。力をうまく抜く事ができれば検査の時に痛みはありません。検査中または検査終了後にエコ ーの結果をお話します。何か変化があれば、必要な治療を計画していきます。 以上が検診の手順です。参考にしてくださいね。
私のクリニック目白
院長 平田雅子